「オオカミを飼っています」(いたちねこ 著 心交社 刊)
あらすじ:
無表情・無愛想な会社員いのは、自分に恋している年下の男と飼い主と犬のように暮らしている。
その犬、太一郎は飲み会で突然いのの恋人に立候補してきた、同じ会社のよく知らない男だ。
いのは太一郎をフったが、家がないというので部屋に置いてやることに。
我慢のできる太一郎は「好き好き」言うしスキンシップが激しいけれど、決していのを襲わない。
尽くしてくれる太一郎を何より優先するようになっていたある日、いのは水たまりに「落ち」て並行世界に来てしまう。
そこには太一郎もいた。
いのと出会っておらず、当然いのを好きじゃない、別人のように冷たい太一郎が……。